映像研究科のカリキュラムでは、必修科目A(演習科目)および必修科目B(講義科目)で技術と知識を習得するとともに、そこから得た知見を活用して選択科目A(分野別ゼミ)の指導のもとに制作を行います。選択科目B(講義科目)は映像分野に関する知見を深めるための、3専攻のいずれからでも履修ができる共通科目です。選択科目Cは国際共同制作によって新たな制作方法を習得するとともに、国際感覚を身につけるための科目です。これらの科目の履修に加えて、修士作品?修士論文のいずれかの提出を求めています。修士作品?修士論文の審査は3名以上の教員が担当し、修了上映会?修了展でその内容を公開しています。
(平成29年度から)
博士後期課程では、研究会での発表やサーベイ論文提出を行い、活動業績に基づく予備審査を経て博士論文を提出します。博士論文に向けては、大きく分けて理論中心の研究方法と、実践中心の研究方法を取ることができます。理論中心の研究方法は、従来から行われているように、論文によって成果を示すものです。実践中心の研究方法は、作品の展示や上映の形で成果を発表し、相補的な関係にある論文と合わせて研究成果とするものです。いずれの場合も複合的な分野の性質を反映し、研究科外部の専門家を含む3名以上の審査委員会を設けて審査を行います。研究成果は、本審査会および最終審査会で公開されています。合格者には、博士(映像)または博士(学術)のいずれかの学位を授与します。
(平成29年度から)